About
maromi

マロミのおわり、
063(MAROMI)のはじまり。

長崎市の観光の中心地、丸山にあった一軒の理容店。その名も「理容マロミ」。創業は1957年。地元の常連さんに支えられ、64年もの間営業してきたその理容店は、2021年に閉店を決めました。店は築90年の古い建物。老朽化のため解体することになりました。64年のマロミの歴史を、はれやかなものでしめくくりたい。長崎のアーティストたちが集まり、マロミの閉店から建物の解体までの間、店内と外壁にアート作品を制作。美容室マロミの「最後の壁画展」と題し、飲食店と協力してアートイベントを解体前のマロミ前で開催。そのアートイベントは、063(MAROMI)FACTORYのアイデアの源泉となりました。

「この空間で、床屋をしたか」。
そのことばが、アートの完成。

2021年9月、10日間にわたって開催された、理容マロミの「最後の壁画展」。その開催直前、店そのものがアート作品になっていることを知らされずに、64年間ずっと通い続けてきた店内に入った店主。見慣れたはずの店内には、見たことのないアート作品。自由にのびやかに描かれた壁画を目の当たりにして、ひとこと。「オレ、この空間で床屋をしたか」。当時85歳の店主の、このことばによって「最後の壁画展」のアート作品は完成しました。築90年の老朽化した建物、64年間の理容マロミの歴史、アーティストたちの作品、そして店主のことば。アートは、なにかとなにかの関係性の中からうまれる。アートとクリエーションのギャラリー063(MAROMI)FACTORYが受け継ぐDNAはそこにあります。

MAROMI REBORN:
A NEW BEGINNING

マロミからMAROMIへ。
こわして、うまれる
「最後の壁画展」。

解体工事で90年の歴史を積み上げてきた建物は一瞬で壊されましたが、半世紀以上の理容マロミの軌跡はずっと受け継がれていきます。理容マロミから、063(MAROMI)FACTORへ。壊すことで、新たに生まれるなにか。おわりの先にあるはじまり。理容マロミ「最後の壁画展」は、その記録となりました。

あなたがいないと、
はじまらない。
063(MAROMI)FACTORY

アートって、特別なもの?
クリエイティブって、誰かのもの?

人のこころの、どこかにあるアートに対する
敷居の高いイメージや、自分とは関係ないものとする考え方。

「そのイメージを、ぶっ壊していきたい」
それが、063(MAROMI)FACTORYを運営する
原動力となっています。

アートは誰のものでもない、すぐそばにある、ふれられる
とても身近にあって、あるとワクワクするもの。
クリエイティブは、誰もがもっている、表現したい、
発信したい、つながりたい、という思い。

誰かがつくったもの、うみだしたものが、
誰かのこころを動かして、行動につながって
時に社会の動きやうねりになっていく。
そんな化学反応を、この場で起こしていきたいのです。

だからこそ、
まずは、あなたがいないとはじまらない。
063(MAROMI)FACTORYです。